inochinohanashi’s blog

日常のちょっと気になったことを綴っていきます!好きなものは赤ちゃんの後頭部です!!

格安スマホにして2年経った感想

みなさんどうも、お小遣いで奥さんにケーキを買って帰るのが趣味、たっくるでございます。

 

 

私、現在社会人3年目なのですが、社会人デビューと同時に格安スマホに切り替えました。実働2年の格安スマホですが、感じたことを書こうと思います。

 

 

結論から言うと「特に不自由ない」となります。

 

 

結論を述べてからになるんですが、横道に逸れるのが大好きな僕なので、ここらで少し「格安スマホ」の歴史に関して触れたいと思います。

 

 

今は昔、1980年代初め、ショルダータイプの携帯電話がNTTから発売されました。

 

 

そう、ここが携帯電話戦国時代の始まりです。

 

当時、多くの人にとって携帯電話なんてものは生活必需品では無かったため、あるルールがありました。

 

それは「(市場が小さいので)携帯電話(通信)会社が乱立すると全社ジリ貧になるから、NTTだけでやってね」というものでした。

 

そう、もともとは携帯電話=NTTなのでした!

 

しかしその後、徐々に携帯電話が世に浸透していくに従って「規制緩和せよ」「独占はずるい」という雰囲気が漂い始め、1980年代半ば、携帯電話業界に規制緩和がされ始めました。

 

そこで新たに台頭してきたのが旧IDO(イドゥ)、旧DDIでした。

 

そこからの様々な変遷は調べるほどに奥が深いのですが、横道に逸れすぎてしまうので割愛します。

 

紆余曲折を経て近年になると携帯電話キャリアと言えばNTTを前身とする「docomo」、セルラーを前身とする「au」、日本テレコムを前身とする「ソフトバンク」三強時代となりました。携帯電話界のBIG3ですね。

 

携帯電話業界とはすなわち通信インフラ業界です。インフラとはすなわち人々の生活基盤です。そのため参入障壁が非常に高い業界となっていました。

 

携帯電話に使える電波の周波数は総務省が管理しています。理由は航空管制や自衛隊の通信、テレビ・ラジオなどと被らないようにするためです。

そんな背景もあって前述のBIG3による寡占状態が長く続いていました。一社が値下げすれば足並みそろえて残り二社も同じだけ下げ、一社が新プランを作れば残り二社も同じようなプランを作る。

 

ユーザー側からしてみれば「どこを選んでも月料金いっしょやん!!」ですよね。

 

具体的にはどこにしても7000~8000円/月といったところでしょうか。

それでもユーザーには選択肢が無かったため「高いなあ……」と思いつつも使い続けるしかなかったという具合です。

 

このBIG3による寡占状態を善しとしていなかったのはユーザーだけではありません。そう、電波の管理者、総務省です。総務省はかねてより、企業間の自由競争で活性化してきた現代社会において馴れ合いを続ける携帯電話業界に目をつけていました。

 

この総務省の監視の目を逸らすため、各社いろいろな新サービスを作りました。「端末料金実質無料!!」「2年契約で安くなるよ!!」などなど…

しかしどれもまあ「よくこんなん考えるなあ…」と呆れてしまうほどに狡猾に作り込まれた内容でした。

 

そんなこんなで続いていた総務省 vs 携帯キャリアBIG3の攻防戦、2014年末に総務省が遂にしびれを切らしました。

 

いよいよ「SIMフリー」元年 期待の裏に懸念

https://www.nikkei.com/article/DGXMZO81382490W4A221C1000000/

 

2014年12月22日、総務省は「SIMロック解除に関するガイドライン」を改正、ユーザーが求めれば全キャリアのSIMロックを解除するようキャリアに義務付けました。SIMの役割をざっくり言うと、自分が使うべき電波を選ぶコンピューターのようなものです。

それまでBIG3は契約者のSIMを自社の電波しか使えないように制限をかけることで、よそに逃げられないようにしていました。

 

しかしその制限がなくなり、BIG3から電波を分けてもらうことが出来るようになったため新規MVNO業者が大量に参入(UQ mobile、mineo、Line mobileなど)してきました。携帯電話戦国時代、第二章の始まりです。

 

「格安スマホ」の特徴は何と言ってもその料金の安さ。ざっくり言って2000~3000円/月でしょうか。ではなぜこんなにも安くなるのでしょうか。

 

 

理由は簡単。格安スマホ業者のほとんどは有形の店舗(○○ショップ)を持っていません。大手三大キャリアのショップは街を歩けば至るところに見つかります。そこには当然従業員の方が働いています。

 

契約が一件も取れない日も、そこに店舗を構える以上、家賃・光熱費・人件費がかかり続けます。これらの費用は既存契約者の料金によって賄われています。

 

一方店舗を持たない格安スマホ業者はweb上で契約者とのやり取りを行うわけですから、維持費など微々たるものです。

 

その結果、料金が安くなるということです。

 

勿論、「自分で初期設定を行う必要がある」「突然スマホが不調になった時に代機をすぐには受け取れない」「通話をよくする場合は逆に高くなる」など、短所もあります。

 

それでも今後の主たる選択肢の一つとなり続けることは時代の流れからみても火を見るより明らかです。

 

さて、最後に僕の先月の携帯料金をご紹介します。

 

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これまで僕はauで8000円/月を支払っていました。

今はその3分の1に迫る低料金で、特に問題なく丸2年使えています。勿論これからも使い続ける予定です。

 

 

さてみなさんは格安スマホ、どう思われますか??

 

それでは!!