inochinohanashi’s blog

日常のちょっと気になったことを綴っていきます!好きなものは赤ちゃんの後頭部です!!

みんな!!性病検査受けようぜ!!

どうも、たっくるでございます

 

 

突然ですがみなさん、「性病検査」って受けたことありますか?

HIV」「梅毒」「淋病」「クラミジア」「肝炎」なんかの病気を調べる検査です。

 

性の話は非常にデリケートな分野な上、更に病気の話ともなるとなかなかヘビーな内容になってしまいます。大抵の方は「まあ、自分は大丈夫でしょ」的な感じで捉えられているかと思います。

 

「自分だけは大丈夫」

 

それ、本当ですか?

 

 

厚生労働省は毎年、国内での性感染症患者数の動向を調査しております。そこのデータを一部お借りし、グラフにしてみました。以下、梅毒の患者数動向になります(青が男性、赤が女性)。

 

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性感染症報告数|厚生労働省より梅毒全数報告引用

 

・・・いかがでしょうか。

まず、梅毒という病気は梅毒トレポネーマ(Treponema pallidum subsup. pallidum)という病原体が感染者との粘膜接触を介して感染し、3~6週間の潜伏期間を経て様々な症状を現しながら全身を侵される病気です。ドラマ「仁」の中盤では色んなカビを集めてペニシリン産生株を探していましたが、あれは梅毒治療とその他術後の感染症防止のためでしたね。ペニシリンブドウ球菌や梅毒トレポネーマといったグラム陽性細菌に有効な抗生物質です。

ちなみに梅毒は全数報告対象(5類感染症)に分類されているため、「あんた梅毒ですわ」と診断した医師は1週間以内に保健所に知らせる義務があります。

 

梅毒というと昔は「梅毒になると鼻が落ちる」なんてことも言われていたようですが、これは感染4期のうち、第3期の「ゴム種」が鼻周辺の筋肉や骨にできた場合と推測されます。しかしながら実際は3期まで放置されることは少なく、第2期に全身に発疹(バラ疹)がでたあたりで受診するケースが多いようです。

 

さて、患者数を男女別でみると、男性は平成24年度、女性は平成26年度を境に患者数が激増しています。平成25年から平成30年の僅か5年の間に患者数は5.7倍になっています。この理由に関してはまだエビデンスがないため、何とも言えません。

 

とにかく、梅毒の様にキスでも移ってしまう性病は他にもたくさんありますから、心当たりがあればまずは検査しましょう!!

まずは検査です!結果が陰性でも陽性でも、いいことしかありません!

陰性なら安心できますし、陽性なら早期治療に繋がります!

 

でも・・・検査って怖いですよね。「もし陽性だったら・・・」「あの症状は絶対HIVの初期症状や・・・やっぱりあの時感染してたんや・・・」など。その気持ち、痛いほど分かります。理屈では「検査を受けなきゃ」となるんですが、最後の一歩がなかなか踏み出せないんですよね。

 

僕は結婚を機に初めて性病検査を受け、とても嫌な感覚を味わいました。特にそれまで心当りは無かったのに、です。

僕は大阪住まいなんですが、受けた施設では予約なしで受けれました。少しググれば無料で検査を受けられる施設が必ず見つかるので、調べてみてください。

 

そして検査当日、受付に行くと番号札と簡単な問診票が渡され、待合室で記入するように言われます。問診票の内容としては「検査を受けにきた理由」「これまでに検査を受けたことがあるか」「性病関連の広告を見たことがあるか」などでした。

僕が行ったのは平日の19時前だったのですが、2~3人の受診者がいたくらいで、直ぐに僕の番号が呼ばれました。

小部屋で年配の女性保健師さんからものすごく丁寧な検査内容の説明を受けました。終始笑顔で、少しでも不安を取り除こうとしてくれているんだな、と感じました。その後は直ぐに採血。こちらも保健師さん?が「この注射針は使い捨てです」と目の前でパッケージを開封してくれます。採血が終わると、では1週間後に来て下さいと言われ終了。

 

 

そこからの1週間、特に検査を受けたことを考えることもなく過ぎました。

そしていよいよ結果当日、それまで何ともなかったのですが施設を目の前にした瞬間、じわりと嫌な感覚が僕を襲いました。

 

 

「本当に大丈夫?」

「大丈夫大丈夫!」

「根拠は?」

「何も症状でてないから!」

「無症状の人も半数ぐらいいたりするけど?」

「大…丈………夫…」

「絶対に大丈夫?」

「多分…」

HIVに感染していたらどうする?」

「……」

「感染してたら奥さんと親になんて説明するの?」

「……」

「本当に大丈夫なの???」

「……」

 

 

心の中で疑惑と自信のせめぎ合いが起こっていました。

特に心当たりはない。風俗でリスキーなプレイをした経験もなければ、出会いアプリで女の子と会ったりもしていない。

 

きっと大丈夫

 

 

大丈夫なはず。それなのに、頭の中はネガティブな思考で一杯。「HIVだったらどうしよう」「さすがに隠し通せないよな」「まさか…離婚…!?」「治療費は!?」

頭の中で最悪のパターンがぐるぐると巡ります。

 

そうこうしているうちに番号が呼ばれ、個室へ。今回は中年の男性医師が待っていました。まず、番号の確認をされ、こちらで間違いないですね?と再確認。

いよいよ開封

 

 

結果は……………

 

 

 

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上からHIV、梅毒、梅毒、B型肝炎の検査結果になります。

 

全て陰性。HIV含め感染はしていない(3ヶ月前の自分は)。

 

 

「良かっ…た…」

 

医師からは予防の重要性などの説明があったが、ほとんど耳には届かなかった。

それくらい安堵していた。

 

 

「自分は大丈夫」

 

 

その根拠のない自信がいかに脆いかを身を持って感じた出来事でした。

この記事を見て下さった方の1人でも、検査を受ける重要性に関して共感して頂けることを願っております。

それでは!

 

↑たとえ匿名でも保健所に行くのが恥ずかしいという方は郵送キットも販売されているようなので利用するのもありかもですね!